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ビジー宮の皿(国王ルイ・フィリップの注文品)
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注した皿。ターコイズブルーの地にペルシャ風(モーレスク様式)の金彩装飾、10のローブ(lobes)に鳥や花の多色装飾が交互に描かれたデザイン。 本作はビジー宮に所属していたことを示す、シャトー印が押されている。 ビジー宮は一部ガイドツアーなどで公開されているものの、個人所有のようでフランス公共のコレクションとしては情報がない。セーヴルのアーカイブをもとにした販売者の情報[1]や、ビジー宮を訪れた方の写真[2][3][4]から、同様のサーヴィスの存在が確認できる。 [1] https://royalprovenance.com/six-sevres-porcelain-royal-plates/ [2] https://ameblo.jp/kayo-chocolat/entry-12432279519.html [3] https://www.instagram.com/p/ByamZxtIGXh [4] https://www.instagram.com/p/CSOxHHGMoOX
皿 セーヴル 19世紀k’s collection
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コンピエーニュ城の皿 アガサブルー(国王ルイ・フィリップの注文品)
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注した皿。アガサブルーと呼ばれる水色のボーダーに、転写による精密な金彩による装飾。 本作はコンピエーニュ城に所属していたことを示す、シャトー印が押されている。コンピエーニュ城の図録[1]やメトロポリタン美術館[2]に同様のプレートあり。 [1] A LA TABLE D'EUGENIE: LE SERVICE DE LA BOUCHE DANS LES PALAIS IMPERIAUX, 2009, p.85 [2] https://www.metmuseum.org/art/collection/search/201386, https://www.metmuseum.org/art/collection/search/202619
皿 セーヴル フランス王立セーヴル製陶所k’s collection
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スポード カードトレイ 伊万里写
1810年代製のスポードによる伊万里写のカードトレイ。 スポード(コープランド)の会長ロナルド・コープランドによるコレクション「The Copeland China Collection」旧蔵。 1937年10月にロナルド・コープランドによって購入され、コレクションに加わった。 オークション出品歴あり[1]、コープランド家がトレリシックハウスを離れる際に出品された実物の一つ。 [1] https://www.bonhams.com/auction/21214/lot/525/a-spode-card-tray-and-similar-square-plate-circa-1810-15/
スポード 19世紀 イギリスk’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより カラフェ
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器より、クリスタルガラスによるカラフェ。ナポレオン3世に納品され、宮廷などで使われた。 蓋はオリジナルか不明。 形状からバカラ製の可能性が高い。フランス国王ルイフィリップの紋章が入った同形状のカラフェが、フランス コンピエーニュ城美術館に所蔵されている。 [1] Carafe en cristal Napoléon III https://www.photo.rmn.fr/archive/09-511125-2C6NU0958VNW.html
バカラ 19世紀 フランスk’s collection
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ナポレオン1世、ルイ18世のサービスより皿
フランス皇帝ナポレオン1世のサービスとして納められたセーヴルの皿。 ナポレオン失脚後、国王となったルイ18世のサービスとして再利用された歴史があり、皿中央の紋章がルイ18世の紋章に書き換えられている。また、窯印についても帝立をしめす表現が削り取られている。 光を当て斜めから見ると、ナポレオン1世の紋章と王冠の削った後が確認できる。 専門書に同様のプレートの記載あり[1]、フォンテーヌブロー城での展示にて同系の作品の出展あり[2]。 [1] Napoléon Ier & Sèvres. L'art de la porcelaine au service de l'Empire, Camille Leprince, 2016 [2] La cave de Joséphine, Le vin sous l'Empire at Malmaison, RMN, Paris, 2009, cat. 158 p. 81.
セーヴル フランス帝立セーヴル製陶所 フランス王立セーヴル製陶所k’s collection
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ルイフィリップのサーヴィスより ウォーターグラス
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注したグラス。ウォーターグラスと見られる大ぶりな作品。フォンテーヌブロー城用を示すFのシャトー印がグラス下部にエングレーヴィングされている。フォンテーヌブロー城の所蔵品[1]に同様のグラス、パリ装飾芸術美術館に類例[2][3]あり。 [1] https://www.photo.rmn.fr/archive/17-628734-2C6NU0AKDZ4MQ.html [2] http://collections.madparis.fr/verre-a-vin [3] http://collections.madparis.fr/verre-a-liqueur-8
19世紀 フランス クリスタルガラスk’s collection
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エミールガレ 花瓶(ヒマワリあるいはダリア)
エミールガレ(エミールガレ存命期である第一工房期)の花瓶。 ヒマワリあるいはダリアの模様がエッチングにより施されており、花の中心は色ガラスのカボション、一部金属箔をいれた装飾あり。 カボションの一つはブラックライトの反応があり、ウランガラスと見られる。 東洋的なフォルムと植物を生々しく表現した、アールヌーヴォーらしい作品。フランスナンシー派美術館[1]、ブタペスト国立工芸美術館に同作品[2]所蔵あり。 [1] Emile Galle et le verre - La collection du musse de l’ecole de Nancy, 2004, p124 [2] https://collections.imm.hu/gyujtemeny/vase-gourd-shaped-with-sunflower-motifs/633
ガレ 19世紀 フランスk’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより グラス
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器よりグラス。コンピエーニュ城に類例所蔵あり[1]。 メーカーは不明。 [1] https://www.photo.rmn.fr/archive/09-506195-2C6NU09P7428.html
19世紀 フランスk’s collection
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バターまたはプリン皿(国王ルイフィリップの注文品)
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注した皿。バター皿、プリン皿とみられる小型の皿。本作もシャトー印が押されている。ヴェルサイユ宮殿の所蔵品[1]に同様のプレートあり。 [1] https://collections.chateauversailles.fr/?queryid=f65c8852-c3ff-4066-a16e-31144f643a59
セーヴル フランス王立セーヴル製陶所 19世紀k’s collection
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トリアノン宮殿の皿(国王ルイフィリップの注文品)
フランス国王ルイフィリップ(在位1830-1848年)が、自身の居城用に発注した皿。手描きの花絵と、転写による精密な金彩による装飾。 本作はトリアノン宮に所属していたことを示す、シャトー印が押されている。1987年の図録に同様の作品の掲載あり。ヴェルサイユ宮殿の所蔵品[2]に同様のプレートあり。 [1] セーブル陶磁名品展 フランス国立セーブル陶磁美術館所蔵, 1987, p.88 [2] https://collections.chateauversailles.fr/?queryid=42dfc201-439f-4e0a-8fd0-fc75eecbd679
皿 セーヴル フランス王立セーヴル製陶所k’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより グラス 2客
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器より、半透明のオパリンガラスによるグラス。 フランスのコンピエーニュ城ミュージアムで同様のボウルの作品[1]の展示歴有[2]、同様の素材、技法で作られたグラス。ボウルと組み合わせて使われていたと推測される。 [1] https://muuseo.com/K_Western_Arts_and_Antiques/items/3?theme_id=47467 [2] A LA TABLE D'EUGENIE: LE SERVICE DE LA BOUCHE DANS LES PALAIS IMPERIAUX, 2009, p.52
19世紀 フランス オパリンガラスk’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより バカラ アルクール リキュールグラス
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器より、クリスタルガラスによるリキュールグラス。バカラのアルクールのモデル。 フランスのコンピエーニュ城ミュージアムで同様の作品の展示歴有[1][2]。 現代のバカラのWebサイト[3]でもアルクールがナポレオン3世の注文歴がある旨言及されており、その歴史を垣間見える作品。 [1] A LA TABLE D'EUGENIE: LE SERVICE DE LA BOUCHE DANS LES PALAIS IMPERIAUX, 2009, p.78 [2] https://www.photo.rmn.fr/archive/09-511158-2C6NU095CNDB.html [3] バカラ アルクールコレクション https://www.baccarat.com/ja_jp/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/%E4%BA%BA%E6%B0%97%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/harcourt.html
バカラ 19世紀 フランスk’s collection
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ナポレオン3世のサーヴィスより スープボールもしくはフィンガーボール
フランス皇帝ナポレオン3世(在位1852-70年)の所有していた食器より、半透明のオパリンガラスによるボウル。 フランスのコンピエーニュ城ミュージアムで同様の作品の展示歴有[1]。同展示では、1870年9月2日のセダンの戦いで、ナポレオン3世の日常生活で使われたスープボールと記載。一方、同種のグラス[2]もみられることから、フィンガーボウルの可能性も有。 [1] A LA TABLE D'EUGENIE: LE SERVICE DE LA BOUCHE DANS LES PALAIS IMPERIAUX, 2009, p.52 [2] https://muuseo.com/K_Western_Arts_and_Antiques/items/5
不明 19世紀 フランスk’s collection
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セーヴル 帝政様式 ブルー地 金彩カップアンドソーサー
ナポレオン期に製造されたセーヴル窯のカップアンドソーサー。 硬質磁器に均一に塗られた青と、手描きの金彩がみられる。 繊細なハンドルと力強い帝政様式らしいカップのフォルムがら後世のセーヴルのカップとは異なる佇まいを見せる。
セーヴル フランス帝立セーヴル製陶所 19世紀k’s collection
