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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 (black edition)
トヨタ TS020 hpi officialweb black edition 静岡県浜松市に会社を構え、その高いクオリティに定評のあるhpiがリリースしたTS020のオフィシャルウェブサイト限定のTS020、一見すると本物のテストカーの様ではあるがブラックエディションというhpi独自のオリジナルモデル、ちなみに300台限定でネット通販でのみ販売したらしい。 モデルはボディからハチマキまでマットブラックで仕上げられており赤いイメージの強いTS020においては異彩ではあるが照明を鈍く照り返すボディワークの美しさが浮き出る1台、ちなみにルーフ上のエアスクープ、リアウイング、フロントカウルの一部がカーボン調に仕上げられていてより一層現実味のあるデザインになっているのがなんとも嬉しい1台だ。 ちなみにこちらは1999年仕様の正式にプロトタイプカーへと昇華した方のTS020であり、同じ単色仕上がりのバレンシアテスト仕様と比べると仕様の違いが見られる、ただの黒塗り仕様かと思いきや、一部をカーボン調にしたり黒いハチマキを残したりと限定品らしいhpiの細かな気合の入れ方を感じ取る事ができる、売れ行きは同時期に発売されたweb限定品に比べ緩やかであったらしいが、無事に完売したそうだ。 黒塗りのTS020と言えば、グランツーリスモ4の中古車に現れる隠し車両を思い浮かべる人も多いかと思うが、あちらはハチマキが文字無しの黒でノーズのトヨタのエンブレムが赤色となっているので仕様が違う、ちなみにミニチャンプスがミニカーファン限定品としてグランツーリスモコラボを出していた。 #トヨタ #1/43 #hpi-racing #ミニカー
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 (test)
トヨタ TS020 カルロ・サインツ 1998年ル・マンで開戦する大手5大ワークスによる世界大戦を圧倒する為に制作されたトヨタのモータースポーツ史上を語る上では欠かせない1台、こちらは1998年にバレンシアサーキットにて実施された開発テストに使用された。 TS020はGT1規格のマシンとして開発されていたが、当時ヨーロッパをメインに開催されていたFIA-GT1へは参戦せず、ル・マン参戦の為に製作されこのマシンは当時プロトタイプカーに片足を突っ込んで居たようなGT1規定を徹底的に読み込んだ上で設計され、一番最初にシェイクダウンしたのがこのテストカー(LM801)であった、バレンシアでのテストにドライバーとして参加したのがWRCでトヨタのセリカなどで幾多の勝利を掲げて来たカルロス・サインツであり、TS020デビューに向けての熟成が進められた。 テストカーはスポンサー類のステッカーは一切無く、デカールの類はハチマキとタイヤレターだけであり赤一色でペイントされたこのマシンは巨匠、アンドレ・デ・コルタンツにより作り出されたGTマシン離れしたボディデザインが良くわかる1台となっている、ちなみに赤一色のTS020と言えばロードカー仕様が思い浮かぶが、実際にナンバーを取得したロードカーはシャーシナンバーLM803でありホイールやマフラーに差異がある。 モデルはhpi製で、TS020を連続してリリースしていた時にいっしょに世に送り出されたもの、TS020の1/43と言えば古いオニキスを始めアルタヤ(ixo)、ミニチャンプスや書籍のデル・プラド、ハイスピード、今ではスパークなど数々のメーカーがリリースしているが中でもhpiのTS020が一番安定的なクオリティを持ってるんじゃないかと個人的には思う、『赤き艦隊』を象徴する赤色の発色も深みが良く再現されており本戦仕様とは違う際立ったカッコ良さを持っている、ネット相場では比較的安価に入手する事ができるのでGTとプロトタイプの狭間で生み出されたこのマシンをぜひとも手に取ってもらいたい。 #トヨタ #1/43 #hpi-racing #ミニカー
ミニカー hpi-racing 2000円こっくり
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hpi-MIRAGE 1/43 ニッサン NP35 NISMO Festival
ニッサン NP35 NISMO Festival No.23 NP35の最初で最後のレースとなった美祢500kmからちょうど1年後、1993年の11月初旬にニッサンは『高速車両の基礎研究』を菅生サーキットにて実施、研究にはNP35が使用され、これまでの仕様に対してモノコックの小改良、エンジン位置の移動、ショートホイールベース化、更に新規格マシンのアイコンでもあった2枚羽が装備されより実戦的なエクステリアを手に入れた、そして現在、年末近くに開催されるニスモフェスティバルで見ることができるのがこのマシンである。 ちなみにギア比のセットが92年の最終戦以降変更されて居ないらしく、すぐにレブリミットに当たってしまうらしいがそれ故に富士スピードウェイで開催されるイベントの展示走行ではV12NAの絶品サウンドを堪能できる、個人的なオススメウォッチポイントはターン15辺りで立ち上がっていくマシンが比較的近くで見える。 こちらのモデルはニスモフェスティバル2008にて会場販売されたというアイテム、美祢仕様も人気が高くレア度が高いがこちらはそれに輪をかけてレアであるらしくたまたまセカンドハンズで出会えたのは奇跡だったと思う。 このNP35も同じくMIRAGEの為、完成度は非常に高く、NP35のスマートなボディをシャープに再現しているし何よりも2枚羽がとにかくお似合いなので見かけたらすこしコストが嵩んでも手に取ってみてほしい、後悔はしないと思われる。
ミニカー hpi-racing 12000円こっくり
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hpi-MIRAGE 1/43 ニッサン NP35
ニッサン NP35 No.23 鈴木利男 / ジェフ・クロスノフ 1993年のJSPC、SWCで戦うためにニッサンが開発した新規格NAマシンがこのNP35である、ニッサンはグループCレースのNA化には反対の立場であり92年も旧規定で製作されたターボカーのR92CPを投入し戦っており、NP35は遅咲きの登場となった。 1992年のJSPCはニッサンのワークスが投入するR92CPがまさにシーズンを席巻する活躍を見せており、それに対抗するプライベーターのトヨタ軍団は善戦するも苦戦の模様は隠せずトヨタは遂にワークスマシンのTS010を投入する事によってR92CPに初の黒星を叩きつけることができたのである、しかしシーズンは終盤となっておりポイントは取り返し様が無かった。 最終戦の美祢500kmにニッサンが開発を進めてきたNP35が遂にその姿を表し、トヨタの新規格マシンに対しニッサンも新規格マシンをぶつけ打倒TS010を期待されたが熟成不足が露呈、またQタイヤ等に対応する為にP35のものより強化された脚回りのセッティングが思うように煮詰まらず苦労が絶えない展開が続き予選は最下位へと沈んだ。 雨に見舞われた決勝でもこの問題は解決せず、またドライブトレインのトラブルにも見舞われ決勝も最下位という結果に終わった、NP35にとっては完成直後の実戦テストであり標的はあくまでも93年のル・マンとされ、新規格マシンの多くがV8、V10を搭載する事が多い中V12エンジンが搭載された理由も振動が少なくロングランをするのには最適とされ300周以上を走行する事、熟成を進め24時間を走りきる事が主な目的であった。 しかし92年シーズンが終わるとグループC、特にJSPCは急速に衰退を始めシーズンは消滅し1993年は日産自動車も経営不振に陥った為、NP35の開発は打ち切られたがテスト走行のみは続けられていたらしく、現在でも動態保存されているNP35の走っている姿をイベントで見ることができる、V12NAの高音サウンドは絶品だ。 モデルはhpiのMIRAGEモデル、レジンで作られたモデルは厚みを感じさせないスマートで高い完成度で仕上げられホイール等の細かいパーツも高精度で再現されている、流石はhpiだと思う。 成績は不振のまま終わった幻のCカーではあるが、デザインやカラーリングは非常に美しいので個人的には大好きなマシン、このマシンの熟成が進んでJSPC、SWC、IMSAに参戦していたらどのような戦いをしたか想像を膨らませてみても楽しい、新規格マシンではあるが一段ウイングを装備しておりフロントセクション等どことなく進化しきれてない感じがするのも特徴的で面白い、モデル化は知る限りではエブロとhpiのみしか実現してなくどちらも完成度は高いものの人気のあるモデルの為入手難易度はすこし高め。 #1/43 #hpi-racing
ミニカー hpi-racing 9000円こっくり
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 #3
トヨタ TS020 No.3 片山右京 / 土屋圭市 / 鈴木利男 1999年ル・マンに参戦したトヨタモータースポーツのTS020、99年は前年に続きワークスの世界大戦となり覇権を握るべく投入された最強のマシン。 日本人トリオが起用された3号車は絶対的な本命とされた1、2号車の援護を任務として投入され、車両のパッケージも最新の1、2号車とは違い98年の物を与えられていた、3号車は序盤は燃費等のデータを見ながらレースを進めるべく石橋叩いて渡り、着実にラップを伸ばしていった。 魔の手が伸びる夜間に入り、絶対的な強さを誇った1、2号車が舞台から退場してしまい、それまでチームから大きな指示は無く少しずつ歩を進めていた3号車は「攻めて攻めて攻め続けろ!」と遂に下命を受けた。 ラップタイムを数段はね上げたTS020はトップを奪取するべく1-2を走るBMWを猛追、しかしトップのBMW17号車がクラッシュし大破し栄冠を掛けての対戦カードはトヨタの3号車かBMWの15号車の二択となった。 プライベーターBMWの妨害をかわし本命の追撃に移るものの3号車のタイヤはミュルザンヌストレートにてバーストしてしまい、片山右京の懸命なコントロールによってTS020は無事コースに復帰した、バースト時の速度は280km以上であったという。 TS020は緊急ピットインし、コースに復帰するもののトップとは1周差となってしまい勝敗は決した、3号車は無事に完走するものの悔しい総合2位となり、LM-GTPクラスでは優勝というリザルトとなった。 やはりやってくれたhpi、99年に世界を湧かせたTS020を3台ともリリースしその中でも歴史的な追撃を演じた3号車は特に人気が高く今でも高値がついてる所をちらほらと見かける、このhpiのモデルが出るまでは数万も当たり前のようについていたりする程人気であった、その相場もこのキラーモデルがリリースされてから音を立てて崩れ去ったが・・・(笑) 1号車と同じく、人気であるが故に市場では結構広まっており入手にはされほど困らなかった、僚機に比べれば少し値段は張るものの私がプロトタイプカーに魅了されるキッカケとなったマシンであったため見送る理由は無かった、トヨタのコレクションには絶対に欠かせないモデル。 #1/43 #hpi-racing
ミニカー hpi-racing 7000円こっくり
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 #2
トヨタ TS020 No.2 ティエリー・ブーツェン / アラン・マクニッシュ / ラルフ・ケレナーズ 1999年ル・マンに参戦したトヨタモータースポーツのTS020、99年は前年に続きワークスの世界大戦となり覇権を握るべく投入された最強のマシン。 2号車も1号車と同じくトヨタのエースカーとして投入され、予選タイムは29秒台の1号車に対し30秒台のマークとなり2位からのグリッドを獲得しトヨタがフロントローを独占する布陣を築き上げた、他のライバルが31秒以降なのを見ると1、2号車がどれだけ強かったのかが伺えるだろう。 2号車が印象的なのはメルセデスが投入したCLR-GTRとの激しいドッグファイトで結末はあの有名なメルセデスの離陸で場外コースアウトという幕引きであった、前年に続きベンチャーセーフネット号が敵無しの様相になるかと思われたが、こちらも夜間走行中に1コーナーで追い抜いた下位クラスのマシンに激しく追突され大破、走行不能となった。 ドライブしていたブーツェンはこのクラッシュにより脊髄を傷めるほどの怪我を負いレース人生に別れを告げる事となった。 ル・マンで勝つには3台必要、これは古の時代から言われてる事もありモデル化を担うミニカーメーカーもキッチリと3台リリースしてくれる・・・それは有難いが絶版となってしまうと3台中の間のナンバーのマシンがなかなか見つからないというのはよくある話で、TS020も2号車を入手するのが結構手間が掛かった記憶。 もちろんクオリティは素晴らしいの一言に尽きる、アンドレ・デ・コルタンツが作り上げたスマートなボディはしっかりと再現され、照明を照り返しが美しさを強調してくれている。 #1/43 #hpi-racing
ミニカー hpi-racing 5000円こっくり
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 #1
トヨタ TS020 No.1 マーティン・ブランドル / エマニュエル・コラール / ヴィンセンツォ・ソスピリ 1999年ル・マンに参戦したトヨタモータースポーツのTS020、99年は前年に続きワークスの世界大戦となり覇権を握るべく投入された最強のマシン。 1号車は3台投入されたTS020の中でのエースカーに当たり予選ではエントリーした全車の中で唯一3分29秒をマークしポールポジションを獲得、その圧倒的強さからル・マンで話題持ち切りの地元紙などでは『トヨタvs他全車』『赤き艦隊』などと大々的に注目された。 決勝では安定的な速さを見せるものの夜間走行中にリアタイヤがバーストしユーノ・ディエールにて停止、そのまま帰らぬマシンとなってしまった。 ダイキャストとは思えない精密さは流石hpiと言ったところ、後出しジャンケンではあるがこれまでリリースしていたオニキスやミニチャンプスを凌ぐキラーアイテムと言っても過言では無くダイキャスト故に生産数も多い為、現在でもセカンドハンズで頻繁に出回っていて入手が楽というコレクターに優しいモデルである。 #1/43 #hpi-racing
ミニカー hpi-racing 5000円こっくり
