- Sekisentei Japanese Mineral Museum
- 46F 鉱山絵葉書 Mining Postcards
- 三井神岡鉱業所 栃洞坑採掘場/岐阜県飛騨市 PC010-01
三井神岡鉱業所 栃洞坑採掘場/岐阜県飛騨市 PC010-01
栃洞坑(とちぼらこう)は茂住坑(もずみこう)と並ぶ神岡鉱山の2大採掘エリアの1つで、栃洞鉱床群と円山鉱床群から構成されていました。写真では比較的大型の手持ち式空圧削岩機が用いられています。
神岡鉱山は、約2億5千万年前にできたとされる飛騨片麻岩の中に含まれる結晶質石灰岩を火成岩起源の熱水が交代したスカルン鉱床で、亜鉛、鉛、銀、石灰岩などを産出しました。神岡鉱山の採掘は奈良時代養老年間(720年頃)には既に始まっており、1589年(天正17年)、豊臣秀吉により飛騨に封じられた金森長近の家臣糸屋彦次郎(後の茂住(もずみ)宗貞)が鉱脈を発見し、金山奉行として茂住鉱山、和佐保銀銅山を経営しました。江戸時代には飛騨地方は天領(幕府領)となり、明治維新後の1874年(明治7年)に三井組が栃洞坑を買収、1889年(明治22年)には茂住坑を取得して神岡鉱山全体の経営を握りました。三井組とその後身である三井鉱山、三井金属鉱業は神岡鉱山の近代化を進め、1968年(昭和43年)には栃洞坑に国内初のトラックレスマイニング法(トロッコなどの軌道を使用せず、坑道を全て斜坑でつなげる採掘方法)を導入するなどして大規模採掘を続け、神岡鉱山は東洋一の鉱山と呼ばれました。2001年(平成13年)に閉山するまでの総採掘量は、約130年間で7,500万トンに達したとされています。その一方で、閃亜鉛鉱に含まれるカドミウムを原因とし富山県神通川流域で大規模な公害病被害(イタイイタイ病)が発生し、多くの人々が長年にわたり苦しみました。なお、茂住坑跡地には東京大学宇宙線研究所によってニュートリノ観測装置であるスーパーカミオカンデが設けられています。
T. S
2025/06/11 - 編集済み神岡鉱山、だいぶ前の日記で触れたなぁと思って探してたんですが、ありました✌️
この中↓で神岡鉄道に触れてまして…https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/191
「東洋一」という響き、イイですね👍
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石泉亭
2025/06/11かつて神岡鉄道があったことは存じていましたが、ものすごく厳しいところに敷設されていたのですね。とても面白く、貴重な知識が増えました!
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T. S
2025/06/11お役に立ててヨカッタです(笑)
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T. S
2025/06/11あと3、4枚、トロッコ鉄道の写真を紹介できそうですが、ミューゼオが不安定?でアップ出来ないので後日にやりますね。少々おまちください。
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T. S
2025/06/12 - 編集済みこれと
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T. S
2025/06/12これと
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T. S
2025/06/12 - 編集済みだめですね。うまくいけたり、行けなかったり、不安定なので、あと2枚は後ほど(or後日)
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石泉亭
2025/06/12ありがとうございます。猪谷駅についても知ることができました。とても面白いですね!
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T. S
2025/06/12これと、あともう一枚…
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T. S
2025/06/12ここまでが、「シーナリィ・ガイド」という鉄道模型のための実物参考写真集に載っております。
https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/items/875?theme_id=48360
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石泉亭
2025/06/13こういう本があるのですね。実に興味深いです。いろいろと見せていただき有難うございます!
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