関ヶ原大作戦

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慶長五年に徳川家康率いる東軍と、石田三成を中心とする西軍との間で戦われた関ヶ原戦役を、濃尾平野から畿内全域に至る作戦レベルで描く。
各武将またはその戦意ごとに行動カードが与えられており、山札から1枚ずつ引いた行動カードに対応する武将が行動できるシステムとなっている。
完全ソロプレイ可能なようにデザインされた会心作!

これは株式会社シミュレーションジャーナルが発売した「ゲームジャーナル誌」32号の付録ゲームです。『入札級関ヶ原』との2in1でした。本誌誌面中32ページが関ヶ原戦の関連記事ですが、本作関連の記事は12ページでした。
同誌2号で『戦略級関ヶ原』を発表したデザイナーが改めてお披露目した関ヶ原戦役のゲームです。ハーフマップ1枚で東は岡崎、西は丹後田辺城、北は金沢までの広い範囲を含めています。前作『戦略級』ではマップ上に地名としての関ヶ原がなかったのに対して、この『大作戦』では関ヶ原周辺が細かいスケールで描かれ、遠隔地は大きなスケールで描かれるという魚眼レンズで見たような歪なマップスケールを採用しています。中心部と辺縁部でスケールを変えるのはエリア制のマップでは割とあるのですが、ヘクス制のマップでは珍しいです(エポック社WWG『関ヶ原』はヘクス・エリア併用制にすることでスケールを変えています)。
ゲームのプレイは行動カードを1枚引いて、その指示に従って東軍西軍いずれかが行動するというシンプルなものです。カードは16枚だけと少ないのでランダムの偏りもそこまで極端にはならないでしょう。ソロプレイには向いていますが、カードの引き次第なので対戦で面白いかはやや疑問です。

#関ヶ原の戦い #徳川家康

ターンスケール: 1ターン=不定
マップスケール: ヘクス制(不定)
ユニットスケール: 1コマ=軍勢(約3000人~3500人)

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/87
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/369

関ヶ原 THE BATTLE OF SEKIGAHARA
慶長五年九月十五日、豊臣秀吉の死後二年にわたる抗争の末、東西両軍十五万余は美濃の国西端の小盆地「関ヶ原」で激突するに至った。 このゲームは、この合戦に至る過程のうち両軍が最初に本格的交戦に入った八月下旬から決戦までの約一ヶ月を描いたシナリオと、決戦直前の九月十日より始まるシナリオを含みます。 これはレックカンパニーが開発してエポック社が発売したゲームです。日本史上の合戦をテーマとした作戦・戦役級では国産初の商用シミュレーションウォーゲームでした。 両陣営の諸大名の戦意は様々に変化し、その動向は不確かで、与えた恩賞カードと情報カードによって去就が明らかになるという、非常に不確実性の高いシステムでした。合戦当時の関係者の疑心暗鬼を再現するゲームです。 この衝撃(ファーストインパクト)は大きく、数多ある関ヶ原戦役のゲームで各大名のレーティングは現在までこのゲームが基準になっています(史実準拠とは少し違う)。 後にサンセットゲームズ社からコンポーネントを改めて再販されており、2024年現在も販売中です。 #関ヶ原の戦い #徳川家康 ターンスケール: 1ターン=3日 マップスケール: 1ヘクス=十一町(約1200メートル) ユニットスケール: 1コマ=約1000~1500人
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/87
戦略級関ヶ原 ~家康最大の誤算~
このゲームは慶長五年(1600年)に戦われた関ヶ原戦役を戦略レベルでシミュレートしたボードゲームです。各プレイヤーはそれぞれ東軍(徳川方)と西軍(大坂方、上杉・佐竹)を指揮して互いに天下の覇権を争います。 ゲームは小山会議および伏見城攻防から開始され、西は大坂から東は会津までの広い地域を含んでいます。 これは株式会社シミュレーションジャーナルが発売した「ゲームジャーナル誌」2号の付録ゲームです。誌面中、あれこれ合わせて関連記事が30ページほどあります。同人誌版「ゲームジャーナル誌」時代の『信長最大の危機』のシステムを応用して制作されたもので、チットの引きによって行動するプレイヤーが決まるチットドリブン制を採用しています。東西両軍とも自陣営の大名の動向が不確定な状況でスタートし、大名の調略や様々なイベントのために政治カードを使用します。政治カードは84枚あり、雑誌付録形式のゲームでは異例の枚数ですが、サイズが小さくて薄いのが玉に瑕です。 比較的短時間でプレイでき、エキサイティングですが、ヒストリカルな展開にはまずなりません。戦役当時の関係者の疑心暗鬼を追体験できるゲームです。傑作ではあるが時間のかかるエポック社WWG版の『関ヶ原』に対するゲームジャーナル誌なりの回答といった感じです。 #関ヶ原の戦い #徳川家康 ターンスケール: 1ターン=アブストラクト(平均で2~4日) マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制 ユニットスケール: 1コマ=1500~3000人 https://muuseo.com/Sin_Oga/items/87
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/369

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