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4号機関車 トラム型SL ( Egger-bahn / HOe )
独・エガーバーン社の古の鉄道模型、トラム型SL(路面機関車)、縮尺1/87、軌間9mmの HOナロー、HOeのカワイイ機関車モケイです。 フロアに展示するの忘れてまして(汗) いま仕事帰りの電車で気付いてアップしてますw こういうスタイルは日本では馴染みがないですが、、、欧米では併用軌道を走る蒸気機関車は安全等を考慮してこうした形になっているものが多く、人や動物と路上で衝突しても普通のSLのように巻き込まれないで済むようになっています。 本モノだと、前面のアゴの部分に倒れ込んだ人を受け止めるネットが付いていたり、西部劇の機関車みたいに動物を避けるカウキャッチャが付いていたりします。 中古品を手に入れ、塗装その他レストアしました。 レストアの内容はこちらへ ↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/203
HOe EGGER-BAHN 9,700円T. S
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Weltenberger Kloster Bräu ( ROCO / N )
クロスターとはドイツ語で修道院の意、ヴェルテンヴュルガー・クラスター・ビアということは、「ヴェルテンヴュルグ修道院のビール」ということです。 模型はドイツ🇩🇪のアーノルト(「…ド」じゃありませんよ)社製Nゲージ、長尺の2軸無蓋車にホロが被せてある、珍しいタイプのビール貨車です。 ホロのパーツは外すことができますが、外すと単なる貨車に戻ります…。 ヴェルテンヴュルグ修道院、ニーダーバイエルン州ケルハイムにある修道院附属のビール醸造所です。 ここでのビール作りは、なんと西暦1050年とされており、創業より現代に至るまで約千年間もビール作りが続けられているのです。(最古のビール醸造所説あり) 現在では修道院から独立して会社化されており、ヴァイス、ドュンケル、ボックなど様々なスタイルのビールを市場に送り出しています。
N ARNOLD 2500円 ネットオークションT. S
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3号機関車 クラウス型SL ( Egger-bahn / HOe )
西ドイツのナローの草分け、エガーバーン社製の9mm HOe(ナローゲージ)の機関車、クラウス型 小型SLです。 エガーバーン社は、1960年代初頭にエガー兄弟により設立され、数々の素晴らしいナローゲージの車両を世に送り出して高い評価を得ていたものの意外と短命で、1967年頃に倒産してしまい市場から姿を消してしまいました。 しかしいまだにその人気は衰えることなく、中古市場ではなかなかの高値で取り引きされています。(金型等が譲渡されたのか、ドイツ・カールスルーエのミニトレインズ社が引き継いで、いまでも復刻版が発売されています。) この機関車、ちょっとイジってます。くわしくはコチラ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/196 さてさて、、、 この蒸気機関車のホンモノを生産したクラウス社。 1866年にミュンヘンで設立された車両メーカー、数々の鉄道車両を生み出した後、世界恐慌のさなかの1931年、同じくミュンヘンのマッファイ社と合併、クラウス・マッファイ社となります。(マッファイ社の製造した機関車で有名なのが私もメルクリンで持っているS3/6機関車です) ところで、戦後、クラウス&マッファイ社の製品で有名なのが西ドイツ陸軍のレオパルト1、ゲパルト対空戦車、そして最新のレオパルト2主力戦車。 そうです、ミリタリーマニアの方なら「KMW」といえば分かりますよね、現代のクラウス・マッファイ・ヴェクマン社(1999年に兵器メーカーのヴェクマン社とも合併)が、この小さなSLを作った「クラウス社」の現代の姿のひとつ。 1999年、クラウス・マッファイの鉄道部門はジーメンス社と合併し、ジーメンス・クラウス・マッファイ社となり、2001年にジーメンス社に吸収されてクラウス社の名前での車両製造は終わりましたが、現在でもジーメンス社として世界中に車両や車両部品を供給し、その魂は受け継がれているのです。 そのひとつ、京急のドレミファ・インバーターは、ジーメンス社製、実はこの小さな機関車の子孫だったんです…。 ※今度、完全分解してオーバーホールをしようと思います。その際に、紺色のボディを塗装しようかと…。
HOe EGGER-BAHN 16500円T. S
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メルクリン「PORSCHE 910」( Märklin / 1/43 )
ドイツの鉄道模型といえばまず出てくるのがメルクリン社。 1859年、ブリキ職人だったテオドール・フリードリッヒ・ヴィルヘルム・メルクリン (Theodor Friedrich Wilhelm Märklin)氏が創業した玩具・模型メーカーの老舗です。 いまでも創業の地、バーデン=ヴュルテンベルク州ゲツピンゲンの町に本社工場を構えています。 当初はドールハウス用の小道具を作っていたそうですが、のちにブリキ玩具に進出、1891年にゼンマイ駆動の鉄道玩具を売り出したのが同社の鉄道模型の走りとのことです。 1895年に0番ゲージ(Oゲージ)を、1926年には電気駆動の鉄道模型を発売、1/87のHOゲージは1935年に発売し、多くの愛好家を生みました。 その1人がヒトラーの側近中の側近、ゲーリングだったのは有名な逸話です。(屋敷内でメルクリンに興じるゲーリングの有名な写真があります) 現在では欧州の鉄道模型シェア第一位。 AC3線式という独特な電気方式にもかかわらず、日本も含めた世界中で根強い人気を博していますが、21世紀に入り経営は悪化、2009年に自己破産をしますが2010年に無事に再生法で復活を果たし現在に至ります。 さて、今回展示させて頂くのはメルクリン社が一時期発売していた1/43のミニカーシリーズ「RAK」のラインより、ポルシェ910です。 ダイキャスト製、扉開閉とサス可動のギミック付き。 1967年の製品だそうです。 貨車モデルの箱のようなパッケージに、見慣れた「Märklin」の文字が、しかし中にあるのは黄色いスポーツカーとは、メルクリンでは鉄道模型しか見たことのなかった私には大変新鮮です。 メルクリンの歴史を語る一品ですね。(いつまで発売されていたのか不明ですが、メルクリン社は既にだいぶ前からミニカー分野からは撤退しています) こちらは1/43ミニカーコレクターのseiji0214館長さまからの頂きモノ。 素晴らしい逸品を頂戴しまして、ありがとうございました。 イッパシのメルクリニストとしては(あ、すみません、ビール貨車専門でした・汗)、一つくらいメルクリンのカーモデルも持っていないといけませんヨネw …ということで、「ビール貨車・番外編」のフロアに展示させて頂くことにしました✌️
1/43 ミニカー Marklin 2021年6月T. S
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Falken ( RUCO / HO )
スイス中部、ドイツ語圏のシャフハウゼン州シャフハウゼン市にある醸造所、ファルケン(Bier Brauerei FALKEN)です。 『ファルケン醸造所はスイスで最も古い独立した醸造所の1つであり、1799年以来、本当においしいビールに自由、独立、誇りを持っています。私たちの強みには、独特の企業文化とイノベーション文化、柔軟性、地域のルーツ、専門的なサービスの提供が含まれます。私たちは毎日、お客様のニーズを完全に満たすためにできる限りのことをしています。ますますグローバル化する世界で新たなニーズをカバーします。』…というのが、ファルケン醸造所の謳い文句…。 (同社ウェブサイトより: https://www.falken.ch/de/brauerei/unternehmen.html) 創業は1799年、18世紀、19世紀と順調に規模を拡大しますが、第1次世界大戦時には原料の高騰により生産量を圧迫、苦境に陥りますが戦後に徐々に復活、次の苦境は多くの従業員が徴兵され、大幅な増勢にも苦しんだ第2次世界大戦期でした。 戦後にまた立ち直り、他の多くの独立系醸造会社が姿を消す中でファルケンは生き残り、1999年には200周年を迎え、現在に至ります。 現在のシャフハウゼン地方では唯一の独立系醸造会社で、年間4.6万リットルのビールを醸造するスイス第5位の規模の醸造所です。 さて、模型はスイスの「ルコ」(RUCO)社製…、ルコ、所有するのは2台目ですが、子供のころから「いつか欲しかったやつ」でした。 子供の頃に見た共立工芸さんの広告に「ルコ製」のビール貨車が紹介されていまして、子供心に「ルコってなんだろう…どこの模型なんだろう…」って思っていました。 5枚目の絵図が、昭和53年(1978)のムック本「鉄道模型カタログ」に掲載されている「共立工芸」さんのその広告、まさにこの貨車が載っています。(AとRが間違って描かれてますね) 製品番号2303、当時の価格は17.65スイスフランだそうで…。 これを子供の頃に見て…、43年経ってやっと手に入れることが出来たというわけです…。 そうこうしているうちにこの会社は無くなってしまい、、、日本ではなかなか手に入らないメーカーの鉄道模型になってしまいました。 ネット検索してもほとんど情報が出てきません。 ケースの車両との取り合いも不思議な構造で、なかなか興味深い1両です。
HO RUCO ルコ 1320円T. S
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Narragansett ( Micro Trains / N )
Narragansett Brewing Company(ナラガンセット醸造会社)、 アメリカ・1890年にロードアイランド州クランストンに設立されたアメリカの醸造所です。 19世紀末の設立から徐々に規模を拡大、20世紀初頭の醸造所には、納屋、厩舎、鍛冶屋、75頭の馬、45台のトラック、荷役車両、冷蔵車両などを揃え、さらに独自の製氷所まで持っていました。1914年には瓶詰工場を設立、この当時のニューイングランド地方では最大の醸造所に成長したのです。 過去にはニューイングランド地方で最も売れたブランドだった時期もありましたが、1980年代に一度完全に閉鎖され工場設備も完全に消えましたが、21世紀に入り地元の投資家がこのブランドに目を付け2005年に復活、現在ではナラガンセット・ビールとしてブランド名が復活して売られているそうです。(製造をジェネシー醸造会社(Genesee Brewing Company)に委託) さて、模型は米国オレゴン州に所在するマイクロ・トレインズ社のNゲージ、2000年の商品です。 昔の木造車体の冷蔵貨車を再現したモデルで、ロードアイランドのクラストンで醸造していた時代の、実際に同社が使っていた社有貨車を再現したモデルのようです。 ロゴの印刷が大変素晴らしいですね。 つくりも大変に精密にできており、ケーディ式のようなMagne Maticカプラーが標準装備、おかげで誰とも連結できません(笑) しかも、珍しいことにケースの裏解説にこの貨車についての解説まで! 『The Narragansett Brewing Company shipped its product in these wood reefers with their script style logo boldly emblazoned across the side. Their slogan, "Rich, Mellow, Creamy" is prominantly displayed as well. The Car, owned by Narragansett Brewing Company, located in Cranston, Rhode Island, has a capacity of 70,000 lbs.』 (Narragansett Brewing Companyは、スクリプトスタイルのロゴが側面に大胆に飾られたこれらの木製リーファー車両で製品を出荷しました。 彼らのスローガン「リッチ、メロウ、クリーミー」も目立つように展示されています。 ロードアイランド州クランストンにあるNarragansettBrewing Companyが所有するこの車両の積載量は70,000ポンドです。)
N Micro Trains 1980円 ネットオークションT. S
