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#074 OLD STYLE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の78枚セット。古いヨーロッパスタイルのデザインを取り入れたデックで大アルカナの8が力、11が正義で小アルカナも全て絵札となっている。ロシアのAlexander Rayによって作られた。Alexander Rayは10代の頃からタロットを作りたかったらしく、深い思い入れにより伝統的なデザインに独自の解釈によりアイテムを追加している。 カード裏は一見上下対象だが、中央に配置された「目」によって上下が判別できてしまうデザインとなっている。
U.S.GAMES SYSTEM 121×76×0.35 2023ひろのすけ
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#072 ELEMENTAL POWER TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。Melinda Lee Holmが企画しRohan Daniel Easonによって描かれたデック。四大元素をテーマにしており、ワンドが火、カップが水、ソードが空気、ペンタクルスが土を表す。 大アルカナの8が力、11が正義となっており、左上にヘブライ文字、右上に占星学のサインがある。小アルカナは数札となっていて、デック全体を通して人物は一人も登場しない。 小アルカナのコートカードは冠の形でそのカード(キング、クイーン、ナイト、ペイジ)を表しているが、小アルカナにはカードタイトルの記載がない為、どのカードなのか判別が難しい。写真2枚目の下段右から2枚目がカップのキング、一番右がカップのクイーン、写真3枚目の上段左上がソードのナイト、その右がソードのペイジとなっている。 64ページのフルカラー解説書とセット。カード裏は上下対象。
CICO BOOKS 130×81×0.33 2020ひろのすけ
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#070 RADIANT RIDER-WAITE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックを元にVirginijus Poshkusがきらきらと鮮やかなカラーパレットへと変更、カード名のRADIANTは輝きを表している。 元のRWSデックでは輪郭が太線で描かれているが、このデックでは繊細な影に置き換えられている事も大きな特徴。 カード裏はブルーバックに星がちりばめられていていて、一見上下対象だがよく見ると上下非対称なデザインに星が配置されている。
U.S.GAMES SYSTEMS 120×69×0.32 2003ひろのすけ
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#069 BROTHERHOOD OF LIGHT EGYPTIAN TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。既に紹介済み(#010 EGYPTIAN TAROT CARDS)のデックを2003年にVicki Brewerが再デザインして2009年に彩色し完成させたもの。 カードの構成はEGYPTIAN TAROT CARDSと同じで大アルカナの8が正義で11が力となっており小アルカナはコートカード以外は数札となっている。 カード裏はエジプトに関連した象徴と六芒星、占星術の記号などが配置されていて上下対象。
U.S.GAMES SYSTEMS 108×64×0.29 2009ひろのすけ
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#068 LO SCARABEO TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚組。Lo Scarabeo創立20周年を記念して作成されたデック。 カードの並びは8が力で11が正義のRWSデックに準拠。小アルカナの図柄もほぼ同デックと同様となっているが、このデックはマルセイユ、ウェイト、トートを統合したものと言うことで作成されている。 Mark McElroyの指導の下、Anna Lazzariniが作画している。 カード裏は2匹のスカラベで上下対象となっている。
Lo Scarabeo 120×66×0.30 2007ひろのすけ
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#067 TAROT CATS
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の78枚セット。スペインのイラストレーターAna Juanの作画。 猫が主人公で、すべてのカードに猫が登場する。描かれている猫は木炭で描かれ、どこか不気味な印象で見ているものを不安な気持ちにさせる。 カードの構成は8が正義で11が力となっており、マルセイユ系の並びだが、小アルカナはRWSデックのデザインを利用している。 カード裏は4匹の猫で上下対象となっている。
FOURNIER 110×60×0.30 2021ひろのすけ
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#066 タロットの歴史
タイトル通り1300年代から現在まで、各時代のタロットについてまとめられたタロットの歴史書。その後大アルカナ22枚についてカード1枚当たり数ページを割いて詳しく解説をしている。 カードはカラーで紹介されていて、特にマルセイユ系をたくさん並べてみることが出来る。巻末には年表とRWSデックの各カードのキーワード早見表も収録。
山川出版社 2014 日本ひろのすけ
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#065 ALBANO-WAITE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックにFrankie Albanoが彩色したデック。 オリジナルに比べて彩度の高い色を多用したサイケデリックな彩色。ペンタクルスの数札はグリーン、ソードの数札はイエロー等、スートによってベースカラーが決まっている。 カード裏は白地に金色で(大アルカナの19太陽の様な)太陽の輝きがデザインされていて上下非対称。
U.S.GAMES SYSTEMS 120×69×0.32 1987ひろのすけ
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#064 MACALON TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。イラストレーターであり占い師でもある加藤マカロンの作成。 タロットカードの絵柄の何だか怖いというイメージを取りはらい、可愛く、優しく、ポップに仕上げたのという事でカードサイズもかわいいが、絵柄もゆるく、かわいく仕上がっている。 大アルカナの8が正義で11が力となっており、マルセイユ系の並びとしているものの小アルカナはRWSデックのデザインを踏襲している。 2008年に自主製作の初版が発行された後、2011年にビジョナリーカンパニーから第2版が、2018年にファントムから第3版が、そして2023年にここで紹介した第4版が発売されている。他にも缶入りや書籍とセットのものなど様々な形態で販売されている。 カード裏は太陽、鍵、月、星などをちりばめたもので上下対象。
ファントム 89×58×0.29 2023ひろのすけ
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#062 THE HERMETIC TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の78枚セット。Godfrey Dowsonがゴールデンドーンの思想を元に1975年から1977にかけて作成した。 大アルカナは8が力で11が正義、小アルカナのデザインはスートのアイテムの他に花や占星学の記号もかかれ、RWSデックとTHOTHデックが混在したような構成。 カードはモノクロでカード裏は満開の薔薇が描かれていて上下非対称。
U.S.GAMES SYSTEMS 110×70×0.32 1978ひろのすけ
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#061 アイコニック・タロット
イギリスのFrances Lincolnから2021年に発行された「ICONIC TAROT DECKS」の邦訳版。Sarah Bartletta著。伊泉 龍一 監訳、夏木 鳰、樋田 まほ、十倉 実佳子 翻訳。 日本では2023年に発売された。オールフルカラーで本全体の8割以上のページを使って、古典的デックから最近のデックまで、多くのデックを紹介・解説している。
グラフィック社 2023 日本ひろのすけ
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#060 AFTER TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックのその後を描いたデック。 大アルカナの0愚者は崖から落ちて、1魔術師はスートのアイテムが宙を舞っている。 小アルカナのワンド6は馬上の男性が女性に自分が頭にしているものと同じ月桂樹の冠をかぶせ、カップ3は女性の踊りがさらに激しくなっているようにみえる。 カードはGiulia F. Massagliaが描いている。 カード裏は中央にクロスが描かれ、周りに赤い薔薇と白い百合が配置されていて上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.32 2016ひろのすけ
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#059 BEFORE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックに描かれている状態の前を描いたカード。 17星では、女性は瓶から水をこぼしていないし、鳥はまだ後ろの木ではなく女性の頭に乗っている。20審判では、まだ天使はラッパを吹いていないし棺の死者も蘇る前の状態で横たわっている。 カードの監修はCorrine KennerでEon & Simona Rossiが描いている。 カード裏は真っ赤な薔薇と白い百合で上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.32 2018ひろのすけ
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#057 TAROT OF WHITE CATS
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。登場人物が1枚のカードを除いて全て白猫となっているデック。0愚者のみが白猫ではなく白犬となっている。 大アルカナは8が正義、11が力のマルセイユ系の並びとなっているが小アルカナは全て絵札になっており、RWSデックの解釈を取り入れたものとなっている。 カード裏も白猫で上下対象のデザイン。
Lo Scarabeo 120×66×0.31 2014ひろのすけ
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#056 タロットの世界
ユリイカ12月号臨時増刊号として発刊された書籍。鏡リュウジ責任編集でタロットの歴史について世界・日本と詳しく紹介されている。 日本のタロットの歴史では1946年に創業された日本遊戯玩具株式会社(現ニチュー株式会社)やタロットかタロウか論争、雑誌「My Birthday」について等の貴重な話が掲載されている。
青土社 2021 日本ひろのすけ
