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Thomas Leer “Contradictions”
勢い余って、買ってしまいましたが、この作品に関しては、再発CDの方が良かったかもしれません。と言うとも、CDの方は16曲入りで、本作品は12-inch Maxi-Singles2枚組で7曲入りだからです。ただ、これはCDで持っていたように思ったので、レコードでもと思って購入してしまいました。それで、Thomas Leerについてですが、かの名盤Thomas Leer & Robert Rental “The Bridge”で皆さん、良く知ってらっしゃると思いますし、その後もThomas Leerはアルバムを出していますので、そちらで聴いたこともあるでしょう。それか、ここでも以前に彼の2枚組アルバム”Letter From America”を紹介していますが、確認した所、これら2作品は同年にリリースされており、また内容もほぼ同様のようです。と考えると、今回のこのマキシ・シングル2枚組の購入はほぼダブりなのでは?と感じております。なので、Thomas Leerのバイオグラフィーに関しては、あちらの方をご参照下さい。取り敢えず、各曲について、ご紹介することにします。 ◼️MS1 ★A1 “Hear What I Say” (5:18)は、ホーン風シンセを弾きまくってカーニバル風のダンサブルな曲で、LeerのノリノリのVoまで聴くことが出来ます。BとGもファンキーですね。 ★A2 “Mr. Nobody” (5:22)は、タムを多用したリズムマシンとやはりホーン風のシンセと唸りまくるBから成るダンサブルな曲で、Leerも歌いまくってます。しかしながら、しっかりメロディアスなシンセの旋律も隠し味として入っています。 ★B “Contradictions” (4:49)も、ファンクのリズムパタンに、マリンバ風の旋律とホーン風シンセと唸るBから成る「陽キャ」のダンス・ミュージックで、途中にはホーン風シンセのソロや変調加工Voの挿入もあります。 ◼️MS2 ★C1 “Looks That Kill” (4:58)は、やや怪しげな雰囲気も漂わせてはいますが、やはりSynth-Bとタイトなマシンリズムから成るダンサブルな曲で、Leerも歌いまくってます。ただ、この曲はちょっとスパイ映画風で、純粋なダンス・ミュージックではないように思えます。 ★C2 “Soul Gypsy” (5:17)は、東欧風のリズムパタンをシンセで作り、スラップ奏法のBも交えて、ちょっと変わったダンサブルな曲ですが、それ程クセは強くはありません。クラリネット風シンセも加わり、複雑なアンサンブルを成しています。 ★D1 “Choices” (6:10)は、スパニッシュ系のアレンジが施されたマシンリズムに、Synth-Bやヴァイオリン風シンセやレゾナンスの発信音によるPerc、それに変調加工Voも加わり、また異なった雰囲気でのダンス・ミュージックとなっています。それからGも弾きまくっています。 ★D2 “Gulf Stream” (5:42)は、最初、摩訶不思議なダイナミックなマシンドラムの中近東風の不思議なリズムとシンセやGのメロディから成る似非民族音楽で、テープ音等が挿入され、まるで、Cabsの”Three Mantras”の如し! 流石に、厳選された曲ですね。まぁ、”The Bridge”とは全く異なるゴージャスなダンス・ミュージックではありますが、これはこれで非常に緻密な、ダンス・ミュージックに特化した機能的な音楽ですが、本作品の収録曲は、アルバム”Letter From America”に入ってますし、ヴァージョン違いでも無さそうなので、まあ、よっぽどThomas Leer好きか、クラブDJ仕様だとは思います。なので、気になる方だけ、入手して貰えば良いのではないかと、、、。あと、同時に出たCDの方が収録曲も多く、聴き応えがあると思いますよ! [本作品にセレクトされている各曲はバラバラだったので、1曲ずつURLを貼っておきます] A1 “Hear What I Say” (5:18) https://youtu.be/gqzgIetrqAM?si=0LTbeFQdaUvOtgDl A2 “Mr. Nobody” (5:22) https://youtu.be/u6bs1PEVMYM?si=7IDYdj7GCS4NBcMw B “Contradictions” (4:49) https://youtu.be/2fcZScndGi8?si=0qEXahnQb-eKMz_V C1 “Looks That Kill” (4:58) https://youtu.be/Ix4_twPVmTQ?si=kRabVa53MhyTLH5p C2 “Soul Gypsy” (5:17) https://youtu.be/BVqes5nz3YM?si=D9mTK0FbD4iQGUXF D1 “Choices” (6:10) https://youtu.be/yRVJf7QbXE8?si=4BukP8Frvghh5sP_ D2 “Gulf Stream” (5:42) https://youtu.be/KgjZ2rzjNas?si=7nSFdBKiA79BEbXY [再発CDのfull version] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nWgGTS1Wyz6rrOE3vFsP3yGdrxKJl2BdE&si=qnGNQ-OtUKyQBYVl #ThomasLeer #Contradictions #SpittleRecords #2022年 #Reissue #12-inchMaxiSingles #2枚組 #CherryRedRecords #1982年 #ElectroPop #Industrial #Synthesizers #DrumMachine #CDReissue
Electro Pop Spittle Records (Cherry Red Records) 3630円Dr K2
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Harmonia “Deluxe”
久々ですねー。今回は、Harmoniaのセカンド・アルバム”Deluxe”を紹介します。元々、Neu!に居たMichael Rotherがもっとライブをしたいと思っていて、Clusterの2人(Hans-Joachim RoedeliusとDieter Möbius)に話を持ちかけて出来たのが、Harmoniaです。そして、今回は、Guru Guruのドラム魔人Mani Neumeierもゲスト参加しています。Harmoniaのバイオグラフィーは、以前に書いてありますので、そちらをご参照下さい。今回の参加者は、Michael Rother (G, Kbd, Vo), Hans-Joachim Roedelius (Kbd, Vo), Dieter Möbius (Synth, Nagoja Harp, Vo)で、ゲストとして、Mani Neumeier (Drs)も参加しています。エンジニアとして、今回もConny Plankが起用され、プロデュースは、PlankとHarmoniaで行っています。また、今回は、1975年6月に、Forst村のCluster/Harmoniaのスタジオに、Conny Plankが移動用機材(と言っても16トラックのレコーダー)を持ち込んで、同年7月にケルンにある自身のスタジオでミックスをしており、ファーストよりも格段に音は良くなっています。と言う訳で、本作品(A面2曲/B面4曲)の各曲をご紹介していきますね。 ★A1 “Deluxe (Immer Wieder)” (9:45)は、チープなリズムマシンに、シーケンスと多幸感のある柔らかいシンセのメロディが乗って、更に反復呪文のようなコーラスで昇天しそうになる曲です。時に入るGやシュワシュワした電子音も絶妙。 ★A2 “Walky-Talky” (10:35)では、生Drsにシーケンスと伸長したGが骨格を作り、そこにメロディアスなシンセやエレピも絡んできます。様々なメロディが立ち上がっては消えてを繰り返す反復が、聴く人の心に染み渡りますね。また、Gと他の楽器とのミックス具合が最高ですね(流石、Conny!)。 ★B1 “Monza (Rauf Und Runter)” (7:07)は、イントロは伸長したGで始まり、ゆったりと進行しますが、いきなりDrsのハンマービートで、急展開になります。La Düsseldorfような感じに近いです。なので、この曲はめちゃカッコ良いです! ★B2 “Notre Dame” (4:15)は、ポリシンセのアルペジオとリズムマシンのキックから成りますが、やがて、非常にゆったりとしたシンセの海の中に居る自分を感じることができる曲です。 ★B3 “Gollum” (4:35)は、不思議なシーケンスと生Drsに加えて、柔和なシンセ音が反復し、多層化する電子音がとても心地良い曲です。 ★B4 “Kekse” (5:35)では、シンセとエレピの合奏で始まり、やがて微かなキックと優しいシンセのメロディと会話らしき音がフェイドインして、そして会話らしき音だけになって本作品を締めます。 いゃ〜これは名作ですね!特にHarmoniaの3人の出す音とゲストのNeumeierのDrsがバッチリ合っていて、良い具合にスパイスになっています。多分、リハをそのまま録音したファーストと比べると、やはりConny Plankの手腕が存分に活かされていると思います。私はもっとアンビエントなのかなぁと想像していたのですが、内容は全然違いました。Clusterを更に進化させたような趣きです❗️なので、ジャーマン・ロックに興味のある方は必聴ですよ!マスト! https://youtu.be/bhI9b5vGfUs?si=UJQht24R2-SyXbv7 [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lG3xMyEO10IoO9ULhMD6lJnH_jXxLwxbw&si=23isqjhdiR6saNzl #Harmonia #Deluxe #BrainRecords #GrönlandRecords #Reissue #Remastering #1975年 #2015年 #Krautrock #Electro #Synthesizers #Guitar #Drums #16TrackRecorder #Engineer #ConnyPlank #Neu! #Cluster #GuruGuru #MichaelRother #Hans-JoachimRoedelius #DieterMöbius #Guest #ManiNeumeier
Krautrock / Electronic Brain Records / Grönland Records 3630円Dr K2
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Severed Heads “Bad Mood Guy”
豪州のインダストリアル・ビート・バンドSevered Headsの1987年作アルバム”Bad Mood Guy”の再発&特別拡張版を、今回はご紹介します。前回のバイオグラフィーは簡素過ぎたので、ここでガッツリ書いておきます。1979年に、豪州Sydney で、Richard FieldingとAndrew Wrightが、実験的電子音楽デュオMr. & Mrs. No Smoking Signを結成し、同年末にTom Ellardが加入し、彼等は、カセット・アルバム“Mr. and Mrs. No Smoking Sign Go Cruising fer Burgers!”などを自主制作しています。ただ、Ellardがバンド名が酷過ぎると言って、改名して、Severed Headsとなったとのこと。その頃はテープ・ループにシンセ・ノイズやそれ以外にも歪んだ音なんかを使っていたので、インダストリアルと見なされていました。1979年末にWrightが脱退し、残ったEllardとFieldingのデュオになって、初期のスタジオ録音をプッシュしていました。例えば、Rhythmyx Chymxとのスプリット・アルバム”Ear Bitten” / “No Vowels, No Bowels”なんかを作っています。しかしながら、1981年にアルバム”Clean”の録音途中に、今度はFieldingも脱退してしまい、Ellard1人で完成させています。そこで、Ellardは、Severed Headsの音楽に、一定の4/4拍子リズム、強烈なメロディ、解析可能なコード進行、そして、Ellardのヴォーカルと曖昧で詩的な歌詞を加えて、ドラムマシンやベース・シンセを導入し、アヴァンギャルド・インダストリアル/ポップと評される音楽に変えています。彼等のライブは実験的なアート・スペースからロック・クラブまでをカバーするようになり、Garry Bradbury (Synth)とSimon Knuckey (G)を加えて、1982年にアルバム”Blubberknife”と”80's Cheesecake”をリリースしてます。その後で、ビデオも担当するアーティストStephen Jonesが加入しています。そうして、Severed Headsは、英国Ink Recordsと契約し、アルバム”Since the Accident”をリリース。先行シングルは素晴らしくメロディアスなシンセ・ポップ作品と評価されています。それで、彼等は、ワールドツアーを敢行しますが、その際に、マルチメディアなものにしたいと考え、Jonesによるビデオ・シンセを導入します。1984年8月に豪州に帰ってきますが、メンバー・チェンジが続きます。先ず、Bradburyが、1983年のアルバム”Since The Accident”の録音途中に脱退、1984年のワールドツアーの前には、Knuckeyも脱退し、残ったのはEllardとJonesに加え、新人のPaul Deeringの3人となります。それで、1985年にInk Recordsからアルバム”City Slab Horror”をリリースしますが、このアルバムでは、Bradburyがゲストとして参加しており、ヴォーカルや曲作りもやっていたので、Ellardとぶつかり、それが原因で、Bradburyが残るのであれば、辞めると言って、新人のDeeringは 脱退してしまいます。ただし、評論家は、CabsやT.G.に匹敵する位、豪州で最も革新的なエレクトロ・バンドと大絶賛しています。1985年11月には、ローカル・オンリーのアルバム”Stretcher”をVolitionからリリース、また翌年8月には、アルバム”Come Visit The Big Bigot”をリリースしています。1986年にはEllardとJonesは欧州ツアーと北米ツアーをやっていましたが、1987年には、ローカル・レーベルVolitionから、本作品のオリジナルでもあるアルバム”Bad Mood Guy”をリリース。評論家は、「実験性が飛び抜けた先に、商業的にも価値がある作品だ!」と好評価をしています。実際、米国ビルボードのHot Dance Club Songsチャートでも19位まで上がり、賞も受賞しています。1989年10月には、プロデューサーRobert Racicによるリミックス・アルバムも出ています。しかしながら、1992年に、アルバム”Cuisine (With Piscatorial)”を出した後で、Jonesが脱退し、メンバーはEllardのみになります。レーベル間のゴタゴタはありましたが、1994年にアルバム”Gigapus”を豪州のVolitionと米国Decibel Recordsからリリースしています。その一方で、Ellardは、ネット・レーベルsevcom.comを始め、2000年代には、アンビエントの配給システムであるSevcom Music Serverを構築したりしています。Ellardは別プロジェクトCoklacomaを始め、1990年後半〜2000年代に掛けて、アルバムを数枚出しています。また、2004年までは、ビデオの開発に注力しており、段々とSevered Headsレーベルは過去のことのように思うようになり、名前を出さずに、Sydneyのエレクトロ・バンドのサポートをしたりしています。そんなこともあって、Ellardは、2008年初頭に、Severed Headsの終了をアナウンスしています。しかし、2010年1月14日に30周年記念のライブを行う為、長年の友人でもあるStewart Lawlerを加えて、Severed Headsを復活させています。その後は、Gary NeumanのツアーのサポートやSevered Headsの初期の曲をセルフ・カバーしたりしています。そして、20数年振りに米国ツアーを行い、その後、2019年9月に最後のライブを行ない、再び解散宣言をして、現在に至ります。 と言うのが、Severed Headsのバイオグラフィーです。それでは、アルバムの方の紹介をしていきます。今回、2枚組での再発ですが、オリジナルの内容についてはLP1の方で、リマスターしたものとなっています。LP2は主にオリジナルの録音時のアウトテイクやライブ音源或いはヴァージョン違い等をコンパイルしたもので、それ故のSpecial Versionのなっています。それぞれのLPについて紹介していきます。とりあえず、整理するとして、この時期のメンバーは、Tom Ellard (Vo, B, Kbd, Synth, Electro-Perc)とStephen Jones (Synth, Video-Synth)のデュオです。LP別に紹介していきます。 LP1は、初っ端から、強力なマシンリズムとカッコ良いシーケンスに乗って、Ellardの中性的なヴォーカルを聴くことができます。リズムは四つ打ちではなく、あくまでもロックのリズムパターンが基本です。何と言うか、今で言うところのインダストリアル・ロックの原型みたいな感じのイケイケ感がありますね。実際、Skinny Pappyとかは、Severed Headsの影響を受けたらしいです。A面は、ややスローテンポなA3 “Unleash Your Sword”で、ちょっと息抜きかな。しかしながら、A4 “Jetlag”でまたもや乗りの良いラウドな曲になります。ここでは四つ打ちのリズムですが、途中、複雑なリズム・チェンジを魅せてくれます。そうして、タイトル曲B1 “Bad Mood Guy”では、ややメロディアスな一面を見せてくれます。しかしながら、B2 “Dressed In Air”ではピアノらしき音とスローなシーケンスから成る大人しいスタイルの曲で、バラード調で、一息つけます。B3 “Rabbi Nardoo Flagoon”では女性の歌声等様々なサンプリングを使った、ビートレスで実験的なインスト曲です。次のB4 “Heaven Is What Heaven Eats”も打ち込みビートはあるのですが、様々なサンプリング音が全方向から押し寄せてくる実験的なインスト曲です。しかしながら、次の曲B5 “Mad Dad Mangles A Strad”のピアノの調べとベースから成るしっとりとしたミニマル曲でLP1を締めています。たった2人なのに、こんな音楽が出来るのは、Jonesが操っている、例のVideo-Synthによるらしいです。 今回、新たにレコード化されたのが、LP2ですが、随分、曲のイメージが違います。 例えば、LP1のB1にも収録されているC1 “Bad Mood Guy (Day 1)”も、打ち込みではなく、ベースを使用したり、ヴォーカルも良く聴こえたりとアレンジの妙を聴くことができます。また、C3 “Canine (Day 1)”なんかでは、ナレーションのサンプリングをヴォーカル代わりにして、ビートに乗せ、それ以外にも多量の素材のサンプリングも塗してあります。C4 “Nature 10 (Terse)”はしっとりと歌い上げていて、もう別バンドのようです。それでも、バックの音は電子音やサンプリング音なんですが。ライブ音源のC6 “I've Always Hated Severed Heads (Live)”では、最初期の手法であるテープループを重層化した曲になっています。D面はフロア用にミックス/リミックスされているので、基本的に四つ打ちのクラブ・ミュージックになっています。 このようなSevered Headsのデラックス版の2枚組ですが、LP1A面は通常運転、B面はその中でも実験的な曲を集めており、LP2C面では歌物としてのアレンジやテープループ曲などの多彩な面を、D面はクラブ用のミックスなどを収録しており、この作品だけで、当時のSevered Headsの全貌が分かるとも言えますね。豪州のバンドと言うこともあり、日本ではそれ程、評価されていないように感じますが、DJ〜クラバー〜インダストリアル・ロック・ファン〜実験ロック好きまで、全員に聴いて欲しい作品です‼️マスト! LP1 (オリジナル) A1 “Hot With Fleas” A2 “Nation” A3 “Unleash Your Sword” A4 “Jetlag” A5 “Contempt” B1 “Bad Mood Guy” B2 “Dressed In Air” B3 “Rabbi Nardoo Flagoon” B4 “Heaven Is What Heaven Eats” B5 “Mad Dad Mangles A Strad” LP2 (リミックス盤) C1 “Bad Mood Guy (Day 1)” C2 “Unleash Your Sword (Day 1)” C3 “Canine (Day 1)” C4 “Nature 10 (Terse)” C5 “Contempt (Day 1)” C6 “I've Always Hated Severed Heads (Live)” D1 “Hot With Fleas (12" Remix)” D2 “Nation (NYC Mix)” D3 “Canine (12" Remix)” A1 “Hot With Fleas” https://youtu.be/havnNe7VWuw?si=lDrpzRwUaZAGSt7z A4 “Jetlag” https://youtu.be/lvKicu4uxzI?si=Ymrb3W2DojJB58tC B1 “Bad Mood Gut” https://youtu.be/IBjNlMpTAcE?si=T62mjTLsO95M8jpB B5 “Mad Dad Mangles A Strad” https://youtu.be/gNHujcbizbg?si=300qYsF2YFpa_jxI [BandcampのURLを貼っておきます] https://severedheads.bandcamp.com/album/bad-mood-guy #SeveredHeads #BadMoodGuy #Futurismo #Volition #Reissue #Remastering #DeluxeEdition #Australia #IndustrialRock #EBM #Experimental #RemixedVersion #DifferentVersion #Synthesizers #VideoSynthesizers #TomEllard #StephanJones
Industrial Futurismo (Volition) 3630円Dr K2
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Phew “New Decade”
もう皆さん、Phewさんと言えば、ご存知でしょう。1978-1980年に伝説のパンクバンドAunt Sallyのヴォーカリストとして活動し、大阪Vanity Recordsに1枚の素晴らしいアルバムを残して、以後、ソロとして、彼女は、坂本龍一氏、独逸CANやノイバウテンの元メンバー、Conny Plank、大友良英氏や山本精一氏等とのコラボ作品、最近では英国のThe RaincoatsのAna da Silvaのとコラボ作品も出しています。また、ソロ以外にもパンクバンドMOSTやBig Picture, Radium Girlsなどのバンドでも八面六臂な活動しています。Phewさんは、近年、アナログシンセとリズムボックス及びヴォーカルだけで唯一無二のサウンドを作り続けており、また声だけで作成された”Voice Hardcore”と言ったコアな作品も出しています。それらの音楽は、シンプルですが、とてもユニークな作風です。単純ながら変幻自在な電子音と古びたリズムボックス音は、彼女の声質や歌詞などと共に、聴く人に強烈な印象を与えてくれます。今回も使用楽器は基本的には同様なのですが、曲の印象は全く異なるように感じられます。エコー/ディレイのかかった声とデッドな声の対比、シンプルながらも更に深化した電子音、必然を感じさせるリズムボックスやフィールド録音された音、ギター音の効果的使用等々、そこ此処に何かしらの変化を見せ、更に深い世界に我々を連れて行ってくれる感覚を覚えます。彼女の作品を聴いたことのない方は是非とも触れて欲しい音楽です。それはアヴァンギャルドとか実験的とは違う次元の音楽、例えるなら「未完と必然」の音楽だからです。しかもタイトルは「新しい10年」ですよ! 因みに、本作品では、Phew (Voice, Synth, G, Rhythm Box, Recording)の他に、ゲストとしてSeiichi Yamamoto (G [B3]), Hiroyuki Nagashima (Synth, Perc [A3], Mixing)も参加しています。 曲順 A1 “Snow And Pollen” A2 “Days Nights” A3 “Into The Stream” B1 “Feedback Tuning” B2 “Flashforward” B3 “Doing Nothing” A2 “Days Nights” https://youtu.be/Iw2o1K0Wn2U?si=eC0wHABUlZ-YSuzo [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k5yWg5IrBDS7PTVCk-_u04yNQc4-A260Y&si=uf-aZj_c5Tl3jtu7 [BandcampのURLも貼っておきます] https://phewjapan.bandcamp.com/album/new-decade #Phew #NewDecade #MuteRecords #SoloAlbum #Experimental #Electronic #AnalogSynthesizer #Synthesizers #Voice #RhythmBox #HiromiMoritani #AuntSally
Experimental / Electronic Mute Records 3630円Dr K2
