Bryozoans

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コケムシの密集化石。
これはエストニアの Kukruse Stage から出たもので、この地層はロシアまで続いていて、そこでは何種類かの三葉虫も見つかっている。
それで、うちにあるロシア産三葉虫と比べてみたいと思って購入したもの。

この標本は、ぱっと見はかなりいい感じで、期待して買ってみたが、どうも薬品で処理されているらしく、機械的な剖出よりもずっと荒い仕上りだ。
それはルーペで見るとがっかりするレベル。
やっぱり時間をかけてエアツールで剖出したものには及ばない。

当初の思惑どおり、三葉虫と並べてみたが、この三葉虫側も保護剤のせいでもとの母岩の質感が失われているので、どうもちぐはぐな感じは否めない。

ただ、三葉虫本体と、コケムシの色や質感には共通するものがあって、その点だけは納得できるものだった。

標本サイズ:9㎝

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    trilobite.person (orm)

    2025/05/30 - 編集済み

    写真で見ると結構良い感じに見えて細部も残っていそうですが、ルーペで見るとあまりでしたか、残念でしたね。
    Remopleuridesと並べた写真も悪くないように感じますが、なかなかうまくいかないものですね。

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      ktr

      2025/05/31

      私も写真で見たときはまさかこんなふうになっているとは思いませんで、ちょっとだまされたような気分です。
      エストニアの、網目状になったコケムシの化石も欲しいと思っていましたが、購入意欲がかなり殺がれました。

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    Trilobites

    2025/06/01 - 編集済み

    私もエストニア産のコケムシは気になっていて、写真でこの標本を見る限りでは悪くはなさそうですが、実物は違和感あるんですね。薬品で処理されていると細部の保存がはっきりするのが逆に悪い面に出たんでしょうか。この密集具合と色合いは私的には好みなんですよね。

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      ktr

      2025/06/01

      おそらく酸で母岩を処理しているんでしょうけど、化石本体まで溶けかかってるんですよね。肉眼レベルではまったく無問題ですが、ルーペで見ると残念なことになっております。

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