- 909 Museum
- 3F 諏訪根自子さん展:録音盤
- 1962 諏訪根自子('25)
1962 諏訪根自子('25)
私家盤CDです。
1962年録音の2組のソノシート音源を、家焼きCD-Rではなく折角なので専門家さんに依頼の上デジタル・ファイル/CD化、4曲入りEP仕立てで纏めました♪
そのタイトルもシンプルに、『1962』(*英語副題は Histrical flexi disc recordings)
存在は知って(尚且つ所有して)いても古いソノシート故、劣化を恐れ長らく気軽に再生して聴く事の出来なかった貴重な録音がスピーカーから至福の音として響きます!
1: 亜麻色の髪のおとめ -クロード・ドビュッシー
2: 序奏とロンド・カプリチオーソ -サン・サーンス
以上『筑摩書房 世界音楽全集 20』 -ヴァイオリン4
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/30?theme_id=39652
3: 奇想曲 第一番ホ長調"アルペッジオ" -パガニーニ
4: メロディ(歌劇オルフェから) -グルック
以上『朝日ソノラマ № 27』 1962(昭和37)年 3月号
https://muuseo.com/nine_o_nine/items/29?theme_id=39652
この約二十年後の『バッハ無伴奏』で聴かれる愛器の独特な響き、音色・・・それは現代の演奏家さんの洗練されたタッチからすれば些(いささ)かノスタルジックにも感じられつつも心を揺らす根自子さん42歳の音色。
たおやかなドビュッシーからサン・サーンス、その技巧は冴え渡り見事な展開とリズムの変遷に没入する。田中園子さんのピアノ(要所要所、大き目にMIXされている)も実に素晴らしい生々しいモノラル録音だ!技巧は更に無伴奏のパガニーニのcapriceでアヴァンギャルドに舞い上がり・・・あゝ自在の境地に息を呑む。そしてラストのグルックでしっとりと余韻に浸る。。。(感想がなにかロック聴いた的ですね^^;>)
圧巻の4曲!流れ、視聴後の満足感も格別でした!素晴らしい!
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60年以上前の薄いペラペラのソノシート(未再生の収蔵品より)を、こんなに素晴らしい音に仕上げてくださったのは"レコードデジタルラボ"の西村さん。
https://rdlabo.com/
アナログ至上主義ではなくちゃんとデジタルの良さ至便性を両立されたご提案して頂ける事。HP⬆︎にもその拘りが詰まってます。
そして、年代は少しだけ前後しますが戦後の商業流通していない入手しました一枚の古いお写真より、表裏ジャケットはしこしこ自分でデザインしました。(*この写真の出所も興味深いのでまた機会改めまして書きたいと思います。)
CD化の際に西村さんに併せ誂えて戴きました。こういったサービスが用意されていますのも擽られ実に嬉しいところ。仕上がったケースに収まった意匠はシンプルで雰囲気抜群!年代的違和感もなく私家盤としての満足度も高く大変気に入りました^^
お願いさせて頂いて本当に良かったです、ありがとうございました。
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限られし諏訪根自子さん音源への渇望。時代の狭間に埋もれてしまったこの音源の権利者さんがもしご覧になっておられたら、マスターより是非!商品化して戴きたいです。埋もれているのが実に勿体ない、そんな一旦のご活動休止前最後の一閃でありました。
ようやく願望叶い(思いを遂げ)まして、晴れて展示品に加えさせて戴きました。
☆5つは自画自賛と、レコードデジタルラボさんへの敬意も含めまして^^♪
#諏訪根自子 #NejikoSuwa #ソノシート #朝日ソノラマ #世界音楽全集 #1962
