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Paralejurus rehamnanus
モロッコ産デボン紀の通常種のパラレジュルスになります。このレハムナヌスは、頭部の縁辺に大きく深い凹みがあり、二つの山状の形をしていることが特徴です。また、その窪み部分や尾板などに成長に従い、多くのシワが外殻に現れてきます。 この個体は、その外殻の繊細なシワが鮮明に保存され、長い年月を生き抜いた完全成体か老個体である事が推測されます。通常種ですが、トッププレパレーターによって仕上げられた美しい標本です。
55㎜ Paralejurus rehamnanus デボン紀SK
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Reedops sp.
あれっ、そういえばまだ登録してなかったなということで、今回はモロッコ産の代表的な通常種、ファコプス科のリードプスになります。ファコプスに比べて細長く、平滑な大きな前頭部が特徴です。モロッコ産の通常種ですが、意外と状態の良い標本は少ないような気がします。この個体ですが、すっきり伸びた姿勢で状態もまずまずの標本かと思います。
55㎜ Reedops sp. デボン紀前期SK
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Walliserops lindoei
ワリセロプス最大の特徴は頭頂部にある三叉の突起ですが、種によって突起の形状や長さに違いがあり、その中で通称ショートフォークと呼ばれるタイプになります。ロングフォークとショートフォークですが、時期によって希少性に変化が見られ、令和7年現在はショートフォークの方が市場でもよく見られるので、ロングフォークの方がどちらか言うと希少となっています。 この個体ですが、やや小ぶりですが、頭部、体部の細かい棘や、両複眼も丁寧にクリーニングされています。Hammi工房からの標本になります。
55㎜ Walliserops lindoei デボン紀中期SK
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Asaphus ornatus
希少アサフスです。どことなくやわらかい感じのかわいアサフスです。 この個体ですが、少し小さめですが、補修は最小限で外殻の状態も良く美しい標本です。
55㎜ Asaphus ornatus オルドビス紀前期SK
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Drotops armatus幼体
ドロトプスの幼体化石になります。 化石を収集しだして間もない頃、ドロトプスは成体化石ばかりで、幼体化石は何故ないのかずっと疑問に思っていました。 だから、この標本に出逢えた時は感動したことを覚えています。 よく見ると細かな棘が全身にあり、中葉の棘が2列のタイプのドロトプス アルマーツスなのだと分かります。 極めてレアな標本です。
55㎜ Drotops armatus デボン紀SK
