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ジンカイト
ポーランド産ジンカイトです。 亜鉛を主成分とする鉱物で、日本では「紅亜鉛鉱」と呼ばれています。 英名である「ジンカイト」も、亜鉛を意味するジンク(Zinc)から名づけられています。 こちらは、ポーランドの亜鉛塗料の工場で、亜鉛を含む蒸気が急激に冷やされたことによって出来上がった標本で、半人工石といえます。 赤いものが多いのですが、緑味〜褐色まであり、今回は結晶の美しさからイエローのものを入手しました。 紫外線で黄緑色に蛍光します。
鉱物標本 ZnO ポーランド シレジア州ネルママ
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バーバンカイト Burbankite
まだ詳しい情報を見つけられていませんが、ストロンチウム(Sr)やセリウム(Ce)を含む珍しい炭酸塩鉱物です。 カナダ モンサンチレールやロシア、ブラジルなどで無色〜薄いイエローのものが産出しているようです。本品はロシア産 バーバンカイト(Burbankite)の名前はアメリカ地質調査所の地質学者ウィルバー・スウィート・バーバンクにちなんで名づけられました。 劈開は不完全ですが、硬度が3.5-4と非常に低く、ルースカットはおろか、原石での流通もほとんどないレアストーンです。 鉱物の特徴としては、圧力によって電荷が生じます。また、わずかにトリウムが含まれていることから放射性である場合もあります。 UVにより可愛いライム色に見えます。 モース硬度3半〜4 3.44 ×2.94 ×2.66mm ソ付き
鉱物 ルース (Na,Ca)3(Sr,Ba,Ce)3(CO3)5 0.239ctネルママ
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アクアマリン
7.1ctのラフからラウンドカットしたもの。出来上がりは1.4ct。 産地不明。オールドストックを分けて貰い研磨したもの。 ほんのり緑味を帯びたアクアマリン。 クラック部分、フェザー等外したためかなり小ぶりになったが、それでも目一杯大きくとれたと思う。 顕微鏡ではフィンガープリントを観察できますが肉眼では照りが強すぎてほぼ見えません。
鉱物 ルース Be3Al2Si6O18 1.4ctネルママ
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Jeremejeviteエレメーエファイト(ジェレメジェバイト)
細長いルースが多い石ですがスクウェアで濃い色目のものを見つけました。 内包物の影響でかなり暗い色目ですが顕微鏡で観察すると青と茶色の色合いがとても美しいです。 最近インクルージョン観察にハマっています。
鉱物 ルース 2024 5月 Al6B5O15[F,OH]3ネルママ
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アメジスト
産地不明のアメジスト 濃いお色が目に鮮やかです。 カテドラル風なのも見どころポイント
鉱物 結晶 SiO2 六方晶系ネルママ
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レモン水晶
奈良県五代松鉱山産 レモン水晶 アンフィボールによりミルキー・イエローに色づいた シルキーなイエローのクォーツ。 トップから覗き込むとふんわりトラピッチェ模様が浮かびます。 全体にレモンゼリーのような質感が魅力的なクォーツ。
鉱物 結晶 奈良県五代松鉱山産 六方晶系ネルママ
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カンクリナイト-ソーダライト
Cancrinite 灰霞石 1839年にドイツ人の鉱物学者に鑑定され、ロシアの経済大臣George Kankrin(1774-1845)に敬意を表して命名された。 この石は特異な性質を持っており、ケイ酸塩であるが、炭酸塩を含むため酸で発泡する。 結晶の色は透明、黄色、水色などがある。 取り扱い業者さんの話では、パライバカラーで宝石質のソーダライトが2022年の年末くらいに発見されたとの事ですが、詳しい時期は今鉱山に問い合わせて頂いています。との事。 杏色に蛍光するのも魅力的
鉱物 ルース Na6Ca2Al6Si6O24(CO3)2 アフガニスタンネルママ
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両垂アメジスト
2022年の新宿ミネラルショーでは久しぶりに海外のブースが出店していて、こちらのアメジストを見つけました。 両垂の形がかっちょいい!これ、産地どこだろう?と再度ブースに行きカザフスタンと教えてもらいました。
SiO2 カザフスタン 六方晶系ネルママ
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両剣水晶
ジャケット買いしてしまった一品。
鉱物 結晶 SiO2 ナイジェリアネルママ
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アクアマリン
ブラジルは質量ともに抜きん出たアクアマリンの産出国です。 ミナス・ジェライス北東部からエスピリト・サント州とバイア州にまたがる地帯は、20世紀初頭以来素晴らしい結晶を産出し続けて来ました。 アクアマリンは淡い水色のものが多いですが、明るいブルーのものもあります。
14300円 Al2Be3Si6O18 0.45ctネルママ
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グリーンベリル
非加熱のナイジェリア産グリーンベリルです。 柔らかな緑色を感じる水色です。 緑柱石は多彩な美しい色を持つ宝石ですが、最も一般的な色は若葉色の淡黄緑色でグリーン・ベリルと呼ばれます。
14000円 Be3Al2Si6O18 0.71ctネルママ
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レッドベリル
地表付近での温度変化の大きい気成鉱床での結晶化がレッド・ベリルの結晶が小さく、亀裂が多く、透明度が低い原因であったと考えられます。 このレッド・ベリルの純粋な緑柱石成分は97%で、その他に、チタン、カリウム、鉄、マンガン、亜鉛、錫、セシウム、ホルムアルデヒド、カルシウム、硼素、バリウム、クロム、銅、ニオブ、鉛、ジルコニウム、ガリウム、ルビジウム、カルシウムとで3%のもの多くの元素が不純物として含まれている程度です。 普通の緑柱石の不純物は0.28-0.5%ということで10倍も多く、この地のレッド・ベリルがいかに特異な生成条件で結晶を示すものです。 赤紫色は主に三価のマンガンによる着色です。
Be3Al2Si6O18 0.303ct USA ユタ州 ワーワーマウンテンネルママ
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モアサナイト
モアッサナイトの由来 モアッサナイトは1891年にアリゾナのバリンジャー隕石孔から発見された新鉱物であり、これを研究し報告したフランスの科学者、アンリ・モアッサン(Henri Moissan : 1852 - 1907)に因んで命名されました。 モアッサンは弗素の研究と電気炉の開発によりノーベル化学賞を受賞した科学者です。 今ではキュービックジルコニアがダイヤモンドのサイミュラントとして1番利用されていますが、それ以前はモアサナイトがダイヤモンドの代替品として使われていました。 硬度、屈折率、比重、分散値は確かにダイアモンドに最も近い宝石です。 しかし結晶系がダイアモンドの等軸晶系とは異なり、モアッサナイトの場合は六方晶系なので、結晶軸の方向により屈折率が異なるため、ダイアモンドには無い複屈折があります。 このため、ファセット・カットされた稜線が二重に見えます。
鉱物 ルース SiC 六方晶系ネルママ
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クロムトルマリン
色の宝庫と呼ばれるトルマリン。 語源も「様々な色」を意味するシンハラ語の「トルマリ」です。 その中でもこのようなクロムによって緑の色を発色しているものを「クロムトルマリン」と呼びます。 こちらは虹色を楽しめるクロムレインボートルマリンと呼ばれるクロムトルマリンです。 最大の特徴が内包する液膜や液体包有物に起因した虹彩効果になります。
鉱物 カボション ケニア 六方晶系ネルママ
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インディゴライトインクオーツ
両垂ブルークオーツ とても希少なアフガニスタン産の青水晶です。 水晶に、インディゴライトトルマリンか、クロシドライトが内包され青く色づいています。 ブラジル産のインディゴライトinクォーツとは違った雰囲気です。
鉱物標本 SiO2 アフガニスタンネルママ
