Bat stones
山東省から産出する燕子石は、特徴的なDrepanura premesnili(長い尾棘がある方)の尾部や多数に散らばる破片がコウモリが飛び回る景色に見える事から、日本や英語圏では、蝙蝠石(Bat stones/Batman)と呼ばれてきました。三葉虫の概念が無い古くから知られていますが、破片ばかりの集合体で完全体が希という事もありますが、その不思議なデザインを生かし、硯などの工芸品の石材として利用されてきました。近年になりDrepanura paronaiの良質な完全体がクリーニングできるようになるまでは、学術的な情報も限られており、工芸品の派生的な彫刻された三葉虫が多く出回っていた事実もあり、三葉虫化石という評価は収集家の中でも低かったと思います。
(補足情報)
Synonym:Neodrepanura=Drepanura
中国名:璞氏蝙蝠虫
Middle Cambrian
Damesellidae,Dameselloidea,Lichida
TRI-120
Kushan
Trilobites