スクリーム ハイスクール

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『日常ホラーRPG スクリームハイスクール』はファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)社のブランド「Game Field」から2019年に出版されたTRPGルールブックです。本書は初版です。
『スクリームハイスクール』は現代日本を舞台にホラーをプレイするTRPGで、能力値や技能、%ダイスによる判定と割と一般的な(逆にホラーものでは珍しい)システムを採用しています。B5判で奥付までの総ページ176ページ。リプレイノベルはなく、前半88ページまでがキャラクターデータとルールパート、後半が舞台となる町と学校、関連人物のガイドです。シナリオは3本付属しています。

TRPGで人気テーマのホラーの中でもこの『スクリームハイスクール』はオカルト研究会の高校生が怪異と対決するという設定で、かなりライト寄りです(もちろんヘビーな設定でのプレイも可能ですが)。呪障ルールなどのキャラクターにとって危険度の高いシステムもあるものの、ホラーにしてはキャラクターの死は近くありません。このあたりは好き嫌いの問題ですが個人的には違和感がありました。

続編として『ハイスクール・オブ・ザ・リビングデッド』が出ています。ゾンビパニックものでこちらの方がシステムと相性が良さそうですが、未見なので実際どの程度ルールや設定が変わってどうなったものかは分からないです。

#ホラー #スクリームハイスクール

https://muuseo.com/Sin_Oga/items/228
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/309

のびのびTRPGザ・ホラー
かんたんでさくさく遊べる「のびのびTRPG」のホラー版! 廃校で、ショッピングモールで、夢の中で、殺人現場で―― カードをめくるごとに遭遇する数々の怪異、えもいえぬ恐怖。 キミたちの想像力とおしゃべりだけで物語は誰もが予想できない無限の展開を迎える!みんなでワイワイお化け屋敷をくぐり抜けるような、初心者こそがのびのび遊べる新感覚TRPG! 本作はカードをめくるだけで物語が進行していく『のびのびTRPG』の第二弾です。第一作はインディーズでしたので、メジャー全国展開の1号とも言えます。 TRPGでは、物語の展開を(あらすじだけでも)用意しておかなければならないなど、どうしてもマスターの負担が重くなります。また、「演技なんて無理」とか「照れくさい」とかプレイヤーの尻込みもあって、初心者のハードルがあがりがちです。そこで、この「のびのびTRPG」シリーズは事前の準備なしでプレイを始められ、カードをめくって読み上げるだけで物語ができあがり、ロールプレイができなくてもダイスを振るだけで事件を解決できます。プレイが盛り上がれば自然とロールプレイも出てくるだろうという、完全初心者向けのTRPGです。 「スチームパンク」や「ファンタジー」テーマでシリーズが発売されていますが、展開がすべてカード次第、運任せなのでシリアスにはなりえず、不条理になることも多いので「ホラー」テーマが一番合っているような気がします。 #ホラーゲーム #TRPG
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マルチジャンル・ホラーRPG インセイン
『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』は新紀元社の新書ブランド「Role & Roll Books」から2013年に出版された、冒険企画局の「サイコロ・フィクション」シリーズの第七弾です。本書は2014年発行の初版第4刷です。 「サイコロ・フィクション」はプレイヤーシーン×サイクル制のTRPGで、『インセイン』では19世紀のゴシックホラーから現代のネットロアまで様々な時代・ジャンルのホラーをプレイできます。新書判で奥付までの総ページ288ページ。前半の164ページまでがリプレイノベル、後半がルールパートです。ワールドセッティングとして「本当は怖い現代日本」「狂騒の二〇年代」「暗黒のヴィクトリア」の3つがシナリオフックと共に紹介されています。またサンプルのシナリオが1本入っています。 『インセイン』は「サイコロ・フィクション」シリーズで1・2を争うヒット作です。追加ルールやシナリオ集も多く出版されています。「秘密」と「心の闇」をシステムのキーとして、ホラーなら何にでも対応できるのが強みなのでしょう。 魚蹴(宮澤伊織)と4人のプレイヤーの手によるリプレイがさすがの傑作(ちゃんと怖い)で、これも人を惹きつける原動力になっていました。 #ホラー #インセイン https://muuseo.com/Sin_Oga/items/311 https://muuseo.com/Sin_Oga/items/312
https://muuseo.com/Sin_Oga/items/309

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